職業訓練の受講申し込みをすると、選考会が待っています。
選考会ではその受講希望者が授業についてこられるかどうか、その能力や職業適性などを見ています。当然、面接によって受講意欲や就職意欲を確認して受講者を決定します。
その後、選考結果が知らされるのです。
では、選考会には何を持っていけばいいのでしょうか?
今回は、選考会に持っていくものについてご紹介します。
筆記用具は必須アイテム
都道府県や訓練校によって実施される選考に違いがあります。
例えば、筆者が講師をしていた訓練校では、市販されている職業適性診断と訓練校で作った一般常識テストを実施していました。
筆記テストは通常鉛筆で受けます。その為、鉛筆またはシャープペンシルと消しゴムを持ってくるように、選考会の案内に記載していました。
また、選考結果を送付するための封筒に住所と氏名を記入してもらうこともあり、この場合には当然ボールペンでの記入となりますので、ボールペンを持ってくるように指示をしていました。
どちらにしろ、選考会には筆記用具は必須アイテムとなります。
履歴書と職務経歴書は必要なのか?
選考会には面接もあります。
その為、履歴書や職務経歴書を持参される方も時々います。
ですが、職業訓練の選考会は、就職面接ではありませんので、履歴書や職務経歴書は必要ありません。
では、面接では何を元にして受講希望者に質問をするのでしょうか?
筆者が講師をしていた訓練校では、簡単なアンケートを実施し、以下のようなことを確認していました。
- これまでの経験
- 訓練内容の経験
- 志望動機
- 目指す職種・業界
訓練を受ける目的や就職意欲を確認することで、給付金の優遇目的や職業訓練給付金目的でない受講希望者を見つけ出し、ふるいにかけて選考するのです。
選考会には就職意欲と受講意欲をしっかりと相手に届ける言葉を準備して持っていきましょう。
訓練校ごとに指定の持ち物もある
訓練校の中には教室内土足厳禁ということもあります。
この様な訓練校の場合には、訓練生の分のスリッパを準備していることもありますが、選考会では定員以上の受講希望者が集まります。その為、スリッパが人数分を準備できていないということもあり、選考会の案内にスリッパを持参するように書いてある訓練校もあります。
その他、農業研修などの場合は、実際に畑に出るような試験もあり、この場合には汚れても大丈夫な服装を指定していたり、軍手や長靴などを持ってくるように指示していることもあります。
職業訓練の試験・選考会に持っていくもの まとめ
筆記具は、どのような訓練内容であっても選考会には必須アイテムです。ですが、その他の持ち物については訓練内容や選考会の内容によって違いがあります。
選考会の前には必ず選考会の案内という書類が届きます。都道府県によっては、訓練の申し込みをしたその場で案内状をもらうこともあります。
どちらにしろ、その案内状には持ち物も書かれていますので、必ずその持ち物を持っていきましょう。

コメント