30代と一言で言っても、就職の分類では35歳未満なら若年層扱いになることが多いです。
ですが35歳以上となると中高年層となり、その扱いも変わってきます。
当然、企業に求められる能力・経験も変わってきますので、未経験職種への転職が難しくなってくる年齢層でもあります。
30代で転職をするなら、これまでの経験を生かせる仕事を探すことが転職成功の秘訣でもあります。
ということで、30代の方におススメしたい職業訓練をご紹介していきましょう。
資格取得が可能なコースを選ぶ
例えば、30代前半の方の場合仕事が忙しくてなかなか資格取得が出来なかったという方もいるのではないでしょうか?
また、これまでの経験を生かして転職をする際に、何かしら資格が欲しいと考えている方も少なくないでしょう。
資格取得で転職の武器を持ちましょう。
資格取得が出来るコースとしては、以下のようなものがあります。
- 介護系資格取得を目指すコース
- 会計・簿記の資格取得を目指すコース
- 宅建資格取得を目指すコース
- 事務系資格取得を目指すコース(医療事務や薬事系事務、介護事務など)(MOS資格)
- FP資格取得を目指すコース
これらは、まだまだ一部です。
また、コースによって3か月程度で終了するものもあれば、2年間というものもあり再就職までに時間がかかってしまう可能性もあります。
30代ともなれば、多くの場合既に家庭を持ち家族の生活を守らなければならない立場にあるという方もいるでしょう。
そうなると、自分のことだけでなく家族の生活のことも考えて、早期就職を目指さなければなりません。
自分がいつまでに就職をしたいのか、どんな資格を取得すればこれまでの経験を活かすことが出来るのかを考慮して、コース選択することをおススメします。
経験職種を強化するコースを選択する
職業訓練のもう1つの選択方法として、これまでの経験職種の強化につながるコースを選択するというものがあります。
例えば、機械系職種で仕事をしてきた方は【CAD/CAMコース】や【機械系CAD習得コース】などを受講し、これまで操作をしたことがない3DCADやCAMの操作を習得したり、設計知識を習得したりといったことで、再就職を目指すことも出来ます。
また、営業職として長年働いてきた方が、新たな資格を取得することで全く別の業界で営業やコンサルタントといった仕事に従事できる可能性もあります。
どんな仕事をしたいのかが判っているのなら、
その仕事をするために必要な資格や知識について調べ、それらを習得できる訓練コースを選択することも、再就職成功の秘訣です。
お勧めできないコースとは?
職業訓練コースを選択するにあたって、これまでに全く経験してこなかった職種への挑戦を希望する方も少なくありません。
そんな人の多くが、「職業訓練を受ければどんな職種でも簡単に就職できる。」
と勘違いしています。
確かに、20代、特に25歳以下の若い方なら、未経験職種への転職が簡単に出来ます。
職種によっては職業訓練を受講しなくても就職できてしまいます。
ですが、30歳を過ぎてくると多くの企業ではそれなりの経験や知識を求めます。
その為、未経験職種への転職は、これまでの経験が活かせない限りかなり成功率が低いのです。
折角職業訓練を受講しても、就職出来なければその時間が無駄になってしまうのです。
経験のある職種への転職であれば、場合によってはディレクターなどの管理部門への転職も可能です。
ですが、これまでの経験に全く関わりのない職種を選択してしまった場合、関連した就職先を見つけられる可能性は低くなるでしょう。
本気で就職を考えるなら、夢やあこがれだけでは仕事が出来ないのだということを理解しなければいけない年代が30代なのです。
30代の職業訓練 まとめ
かなり厳しいことを書いてきましたが、先ずは自分に何が出来るのか、どんな経験があるのかをしっかりと理解し、何が足りないのかを知ることから職業訓練コースの選択が始まりますので、自分を知ることから始めてください。
自分を知ることで、夢やあこがれではなく現実を見ることが出来るようになります。
その現実を知ったうえで、自分の経験・知識・能力を補強する訓練コースを選択しましょう。
間違った選択さえしなければ、知識と技能を持って新たな仕事を見つけることも出来ます。
コメント