職業訓練で得られる資格とは?行けば資格が簡単に手に入る?

職業訓練

職業訓練を受けようと思った時、ハローワークの担当員からチラシを貰ったかと思います。

多くの職業訓練のチラシには、どのような資格が取得できるのかということが書かれています。

訓練校が伝えたい情報としては訓練内容の次に重要な項目です。

ですが、チラシの中で占める割合はとても小さく、更に小さな文字で書かれていますので見逃してしまうこともあります。

その為なのか、職業訓練の受講によってどのような資格の取得につながるのかを理解できていない方も少なくありません。

そこで、今回は職業訓練受講によってどのような資格取得につながるのか、ご説明します。

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パソコンの基礎ならMOSの取得

MOSとは、【マイクロソフトオフィススペシャリスト】のことで、マイクロソフト社のOffice系ソフトのスキルを証明するための資格です。

このMOSを持っていることで、ExcelやWordなどの利用スキルを転職時に証明することが出来ます。

ソフト毎にMOS資格がありますので、必要に応じて4科目すべてを受験するのか、WordやExcelなど主要科目に絞るかを決めて受験します。

パソコンの基礎コースなどの場合、パソコン教室が訓練を実施していることが多く、そのような訓練校はMOS試験会場となっていることもあります。

普段訓練で利用しているパソコンで受験が出来るというメリットもあります。

専門コースは専門の資格習得を目指す

専門知識や技術を習得するためのコースでは、その分野に特化した資格取得を目指すことが出来ます。

CAD習得コースの資格

機械設計コースならCADの操作習得を目指すコースでもありますので、CAD利用技術者資格試験の受験を推奨されています。

この資格は、2次元と3次元に分かれており、また機械CADがメインの資格でもあります。

但し、2次元CAD利用技術者資格試験の1級は、機械・建築・土木に分かれており、自分の専門分野の試験を選ぶことが出来ます。

建築CADコースを受講している方なら、建築CAD検定というものがあります。

Webコースの資格

Webデザインを習得するコースなら、アドビ認定アソシエイト(ACA)やWebクリエイター能力認定試験ウェブデザイン技能検定などがあります。

ACAはWeb知識よりもIllustratorやPhotoshopなどの利用スキルを証明するための資格ですので、Webデザインに限らずデザイナーなどが取得を目指す資格でもあります。

事務系コースの資格

事務系のコースの中には、経理事務に特化したコースもあり、この場合は簿記】取得を目指します。

その他、医療事務や薬剤事務、介護事務など医療現場などで活躍する事務職にもそれぞれに資格があり、その資格取得を目指す内容となっています。

職業訓練を受講すれば資格を取得できるのか?

職業訓練を受講することで誰でも簡単に資格取得が出来ると勘違いをしている方も少なくありません。

ですが、残念ながら職業訓練を受講したからといって、

簡単に資格を取得することは出来ません。

例えばMOSの場合。

MOS試験はOffice系ソフトを正確に利用できるかどうかを判断します。

その為、ソフトを使い慣れていないと中々合格でき出来ません。

つまり、3か月という短期間にいきなりパソコンを使い始め、文字入力のスピードもそれほど速くないという方は合格できる確率はかなり低くなってしまいます。

その他の資格試験も同様で、特に技術を問う資格試験の場合にはそのソフトを使い慣れているかどうかで合否が別れてしまいます。

知識を問う筆記試験などを中心とした資格試験も、訓練時間の勉強だけで資格試験に合格するわけではなく、

訓練時間外にどの程度試験勉強をしたのかで合否が別れます。

職業訓練のコースの中には資格試験の対策を行うカリキュラムがある訓練所もありますが、あくまでも試験対策であり、そのカリキュラム受講が合格の条件ではないのです。

 

職業訓練で取得出来る資格 まとめ

職業訓練を受講することで、資格取得を目指すことが出来ますが、必ずしも合格するわけではないということは覚えておきましょう。

また、自分が目指す業種・職種によって必要となる資格が違ってきます。

その資格取得を目指すことが出来る訓練内容を見極めて受講することも、資格取得の近道となります。

更に、資格取得のために勉強をしているという事実は、実は就職に有利に働くこともあります。

特に取得が難しい国家資格や専門資格などは、受験をしたという事実だけで就職にこぎつけることが出来る可能性もあるのです。

職業訓練で知識や技術を習得するだけでなく、そのスキルを証明するための資格取得を目指すことでより再就職がしやすくなります。

但し、試験に合格するかどうかは、あくまでも自分自身の頑張りによるということを忘れてはいけません。

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